無人航空機の飛行日誌(飛行記録・日常点検記録・点検整備記録)を機体ごとに作成・保管し、 必要なときに印刷・PDF保存・CSV書き出しで提出できる形にします。 国土交通省が定める様式1〜3の記載事項に沿った電磁的記録として作ることを想定しています。
| 事項 | 要旨 |
|---|---|
| 備え方 | 飛行日誌は無人航空機の機体ごとに備え、記載する |
| 様式 | 要領の様式1〜3、またはこれに相当する様式を使用する。必要事項を網羅していれば項目の追加は可 |
| 電磁的記録 | 様式1〜3の記載内容を網羅することを前提に、電磁的な記録・保管を行うことができる |
| 携行 | 飛行させる場合は紙媒体または電磁的記録により常時携行し、確認事項が発生したときに参照・提示できる状態にしておく |
| 記載・保管の継続 | 無人航空機が登録されている間は記載・保管を継続する。所有者・使用者が変わるときは総飛行時間・点検整備記録を確実に引き渡す |
飛行日誌の作成が求められるのは特定飛行を行う場合です。該当範囲の判断は公式資料でご確認ください。 なお、天候(風)の確認は航空法上の義務ではありません(義務とされているのは飛行前点検です)。 風の確認は安全上きわめて重要ですが、飛行日誌の必須記載項目としては扱っていません。
最初にやることは2つです。(1)保存方法を決める →(2)機体を登録する。
| 未ログイン | ログイン(会員) | |
|---|---|---|
| 保存先 | この端末のブラウザ内のみ | 端末内 + サーバーにも保管 |
| 端末を変えたとき | 記録は移りません | 同じアカウントで引き継げます |
| ブラウザのデータを消したとき | 記録も消えます | サーバーから取り込み直せます |
| 通信 | 一切しません | 保存のたびに自動でサーバーへ送ります |
画面上部の「機体を追加 / 編集」から登録します。飛行日誌は機体ごとに備えるため、機体の登録が最初の一歩です。 機体が未登録のときは、画面を開いた時点で機体フォームが開きます。
| 入力欄 | 入れるもの | 補足 |
|---|---|---|
| 登録記号(必須) | JU から始まる登録記号 | 機体登録時に発行された記号。試験飛行は届出番号 |
| 種類 | 例:回転翼航空機(マルチローター) | 様式の「種類」に相当 |
| 型式/型式認証書番号 | 型式認証を受けた機体のみ | 該当しない機体は空欄で構いません |
| 機体認証 区分/機体認証書番号 | 第一種・第二種など | 機体認証を受けた機体のみ |
| 設計製造者/製造番号 | メーカー名・シリアル番号 | 同型機が複数あるときの区別に使います |
| 記録開始時点の総飛行時間 | このアプリで記録を始める時点の製造後の総飛行時間 | 下記のとおり最重要の項目です |
様式1には総飛行時間(製造後の累計)の欄があります。このアプリは 「記録開始時点の総飛行時間」+「アプリに記録した飛行時間の累計」で総飛行時間を自動計算します。
36:20)。
ここが 0:00 のままだと、総飛行時間が実機と合わなくなります。0:00 のままで構いません。36.3 のような小数では入りません。操縦者は機体側ではなく、飛行記録1件ごとに氏名を入力します(同じ機体を複数人で飛ばす運用に合わせています)。 技能証明書番号も飛行記録側の入力です。現バージョンでは操縦者マスタはありません。
飛行前 → ①日常点検を記録(様式2・飛行前確認)
飛行 → (飛行)
飛行後 → ②飛行記録を記録(様式1・1飛行ごと)
→ ③日常点検を記録(様式2・飛行後確認)
不具合・整備をしたとき → ④点検整備を記録(様式3)
タブは「飛行記録(様式1)」「日常点検記録(様式2)」「点検整備記録(様式3)」の3つです。 記録は保存ボタンを押した時点で保存されます(下書きの自動保存はありません)。
1飛行=機体の電源ONから電源OFFまでを1件として記録します。
0:45)。
日をまたいだ飛行(着陸時刻が離陸時刻より小さい場合)は翌日として計算します。修正・削除は一覧の各行の「編集」「削除」から行います。公式記録のため、 訂正した理由が説明できるようにしておくことをおすすめします(安全に影響のあった事項欄や記事欄に経緯を残す等)。
飛行判断・KYや風の画面から飛行日誌を開いたとき、URLのパラメータで一部が初期入力されます。
| パラメータ | 入る場所 |
|---|---|
?reg= | 機体の登録記号(機体が未登録のときのみ) |
?from= | 離陸場所 |
?date= | 飛行年月日 |
提供予定の考え方(将来仕様・変更の可能性があります):
飛行させる都度記録します。区分として「飛行前確認」「飛行後確認」を選べます。
— と表示されます)。
未選択は「点検していない」と読まれ得るため、全項目を選択してから保存してください。
定期点検・修理・改造・部品交換などを実施したときに記録します。
日常点検で異常を発見 → ①日常点検記録:該当項目を「異常」+備考に症状、特記事項に状況 → ②飛行記録の「記事」欄:発生年月日・不具合事項(飛行中に起きた場合) → ③修理・部品交換をしたら 点検整備記録:内容・理由・実施者 → ④飛行記録の「記事」欄:処置年月日・処置その他・確認者 を追記(編集で開いて追記)
現バージョンはほぼすべて手入力です。アプリが埋めてくれるのは次の3つだけです。
| 自動で入るもの | 内容 |
|---|---|
| 飛行時間 | 離陸時刻・着陸時刻から自動計算(手修正可) |
| 総飛行時間 | 機体の記録開始時点の時間+飛行時間の累計(一覧・印刷に表示) |
| 日付の初期値 | 各フォームの日付欄に「今日」を初期表示(必要なら直す) |
それ以外は、人が入れなければ空欄のまま記録されます。特に次の項目にご注意ください。
| 項目 | 誰が・いつ入れるか | 空欄だと困ること |
|---|---|---|
| 記録開始時点の総飛行時間(機体) | 機体登録時に1回 | 総飛行時間が実機と合わなくなる(最も多い不整合) |
| 技能証明書番号 | 飛行記録ごと(保有者のみ) | 保有者が飛ばした記録として示せない |
| 飛行目的 | 飛行記録ごと | 様式の記載事項が欠ける |
| 飛行概要・経路 | 飛行記録ごと | 何をどこで飛ばしたか後から分からない |
| 特定飛行の形態 | 飛行記録ごと(該当時) | 特定飛行の実施が記録から読み取れない |
| 離陸場所・着陸場所 | 飛行記録ごと(「現在地」ボタンで座標入力可) | 場所が特定できない |
| 離陸時刻・着陸時刻 | 飛行記録ごと | 飛行時間・総飛行時間が計算されない |
| 飛行の安全に影響のあった事項 | 該当したときのみ | 事案があったのに記録がない状態になる |
| 記事(不具合・処置・確認者) | 該当したときのみ | 不具合の処置の経緯が追えない |
| 日常点検の9項目の正常/異常 | 点検ごと(全項目) | 未選択は — 表示。点検していないと読まれ得る |
| 点検の実施者/整備の実施者 | 記録ごと | 誰が確認したか示せない |
| 整備の内容・理由・実施場所 | 整備ごと | 何をしたか説明できない |
| 整備時点の総飛行時間 | 整備ごと(画面上部の表示を転記) | 整備の時期を時間で追えない |
取扱要領には、無人航空機が登録されている間は飛行日誌の記載・保管を継続する旨が定められています。 また、所有者・使用者が変わるときは、総飛行時間や点検整備記録を確実に引き渡すこととされています。 具体的な要件は、必ず公式資料の最新版でご確認ください。
このアプリでの扱い:
要領では、飛行させる場合に紙媒体または電磁的記録により常時携行し、確認事項が発生したときに参照・提示できる状態に しておくこととされています。本アプリで作成した記録は電磁的記録に当たる想定ですが、 通信が不安定な場所では画面が開けないことがあります。次のいずれかを併用してください。
3様式すべてを提出する場合は、タブを切り替えて3回出してください(1回で3様式まとめては出ません)。
飛行記録_JU012345678.csv のように様式名+登録記号)。バックアップとしても有効です。月次などの区切りで3様式をCSVに出し、社内の共有フォルダに保管しておくと安全です。
| 症状 | 原因と対処 |
|---|---|
| 記録が消えた | 未ログインでブラウザのデータを削除した/プライベートブラウズで使っていた。復元できません。ログインしてのサーバー保管に切り替えてください |
| 総飛行時間が実機と合わない | 機体の「記録開始時点の総飛行時間」が未入力(0:00)。機体を編集して実際の累計を入れてください |
| 飛行時間が空欄になる | 離陸・着陸時刻が未入力。または手入力の形式が違う(45 ではなく 0:45) |
| 「先に機体を追加してください」と出る | 機体が未登録。「機体を追加 / 編集」から登録してください |
| 一覧に何も出ない | 別の機体を選んでいます。機体セレクタを確認してください |
点検項目が — になっている | 正常/異常を選ばずに保存した。「編集」で開いて選び直してください |
| 「サーバーに保管できませんでした」と出た | 通信が不安定、またはログインが切れています。記録は端末内に残っています。通信のある場所で「サーバーに保管する」を押してください |
| 印刷したら1様式しか出ない | 開いているタブの一覧のみが印刷対象です。タブを切り替えて必要な回数だけ印刷してください |
| 機体を消したら記録も消えた | 仕様です(機体に紐づく記録も削除されます)。削除前にCSV/PDFで控えを取ってください |